SDGsへの取組み
initiatives for the SDGs
SDGsとは
SDGsとは「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」のことです。2015年9月、ニューヨーク国連本部において、193の加盟国の全会一致で採択された国際目標であり、社会が抱える問題を解決し、世界全体で2030年を目指して明るい未来を作るための17のゴールと169のターゲットで構成されています。
SDGsが注目されるようになった社会背景
SDGsの必要性が問われた背景には、地球の資源を惜しみなく使うことを前提とした経済・社会の発展は、近い将来に限界が訪れるという危機感がありました。1987年、「環境と開発に関する世界委員会」の報告書で「持続可能な開発」について提唱されたことを機に、現在のSDGsの根底となる概念が広がります。
その後、2001年にSDGsの前身であるMDGsが策定され、2015年を目標達成の期限として活動が進められました。MDGsでは「極度の貧困と飢餓の撲滅」を含めた八つのゴールが設定されていましたが、途上国における問題解決に目を向けた取り組みとなることが多く、実際に推進するのは国やNGO(非政府組織)が主体となっていました。そのため、企業や個人が当事者意識を持ちにくいという点が課題として挙げられてきました。
日本企業では、CSR(企業の社会的責任)において、事業活動を通じて社会に貢献する意義が認識されています。しかし、利益を還元するという前提の上に成り立つ傾向があり、業績が悪化した際には優先度が下がるケースも見られます。
一方のSDGsは、社会への還元という考え方ではなく、事業活動そのものに「持続可能であること」を組み込む点が大きな違いです。従って、全ての企業が取り組むべき経営指標であり、事業活動そのものを見直す必要があることから注目を集めています。
当社の取り組み
株式会社遠望建設は、SDGsに対して以下のように取り組んでいます。
働き方改革の取り組み
① 年齢・学歴・性別等に関係なく、多様な人材を積極的に採用し活用します。
② 社員だけでなくパート・アルバイト等個人の希望に応じたフレックスな雇用形態を採用しています。
③ 雇用形態に関わらず、社員全員に対し年1回の健康診断を義務付けています。
④ 基本的に「残業ゼロ」という方針で推進しています。
多様性重視の取り組み
① 男女問わず適性を考慮した職場へ配属し、またキャリア形成のための研修を開催しています。
② 多国籍、多文化共生の企業を目指し努力しています。
環境保全の取り組み
① 「残業ゼロ」と定時退社により、省エネの効果が見えてきました。
② ゴミの分別を実施すると共に、発泡スチロールはインゴット化して再資源としています。
③ 太陽光発電の蓄電池を開発し、工事現場で使うようにしています。